令和2年12月16日 武田総院長が阪大での学生への温熱・免疫療法の講義をWEBで行いました
中村祐輔氏 がん研プレシジョンセンター長 江口英利氏 阪大消化器外科教授 松浦成昭氏 大阪国際がんセンター総長 武田力氏 大阪がん免疫化学療法クリニック院長 阪大分子病理学招聘教授 森崎隆氏 福岡がん総合クリニック院長 谷川啓司氏 ビオセラクリニック(東京)院長
1. 中村祐輔先生の遺伝子解析をしたネオアンチゲンと 2. それを用いた樹状細胞免疫療法の臨床例 3. オプジーボや温熱療法による効果増強 4. 江口先生より手術を含めた最新の癌治療
令和2年11月 学術雑誌「癌と化学療法」に武田総院長の「癌に対するネオアンチゲンとオンコアンチゲン樹状細胞療法」が掲載され、ネオアンチゲンと免疫チェックポイント阻害薬の有効性が示されました。第47巻11号
2015年7月〜2020年3月に3164例の進行癌患者に樹状細胞療法を施行。その有効率は19.0%であり、ネオアンチゲンを使用した98例では38.7%に有効率があがった。免疫チェックポイント阻害薬の併用133例でも有効率は54.1%とあがり、ネオアンチゲンと免疫チェックポイント阻害薬の双方を併用した症例の有効率は60.7%と上昇した。
令和2年7月16日 大阪千里で第41回癌免疫外科研究会がひらかれ総院長が講演と座長を務めた。15年間の免疫療法と100例を超える免疫チェックポイント阻害薬併用例の効果、98例のネオアンチゲンの効果を発表した。
15年間で3164例の進行再発癌に免疫療法・温熱療法を試行し、この4年間で133例の免疫チェックポイント阻害薬を併用しその有効率は54.1%、2年間に98例のネオアンチゲンを使用しその有効率は38.7%と従来型のオンコアンチゲンの倍以上であった。両者を併用した場合は60.7%の有効率を示した。この内容は学術雑誌に投稿される。
左 当院武田総院長右 座長を務めた森正樹九大第二外科教授
令和2年7月13日 千里で大学の講義がオープンで再開された。
マスクをつけて金蘭大学で「癌の基礎知識と化学療法、免疫療法」の講義中の武田総院長
令和2年3月末 武田総院長が招聘教授として指導していた阪大医学系大学院の久保田さんが修士号を取得し大学院修了の挨拶に来られました。学位内容は「温熱療法による免疫チェックポイント抗体治療の増強」です。
当センター内でスタッフと記念撮影をする久保田 結衣さん(右から3人目)
令和2年2月11日 阪大 江口英利先生の消化器外科主任教授就任祝賀会が開かれました。(下記)
江口教授の医学博士の指導教官を当時阪大消化器外科講師の当院武田力総院長と当時東大教授で現在癌研プレシジョンセンター長の中村祐輔氏がつとめました。本年11月28日(土)にその3氏らによる第17回癌治療最前線が大阪で行われます。(後日参加募集いたします)
令和元年12月7日 大阪大学中之島センターで大阪大学医学部医事医療研究会がひらかれ武田総院長が、遺伝子解析をしたネオアンチゲンによる免疫療法の最新知識「プレシジョンメディスン」について講演を行いました。
「がん免疫細胞療法の 現状と未来」 座長をつとめる
左 武田力 大阪がん免疫化学療法クリニック院長右 鈴木伸明 山口大学外科講師
令和元年11月16日 東京で「WT1 樹状細胞療法研究会」が創設されました。
阪大 杉山治夫先生が開発研究したWT1ペプチドの新規ワクチンが開発され、それを投与出来る施設による研究会が創設され参加6施設による討論が行われました。特に膵癌に対する著効が示されました。
令和元年10月30日 阪大豊中キャンパス大講堂で、武田総院長が学生に「がん今は」の講義をしました。
令和元年10月 学術雑誌「癌と化学療法」に武田総院長が指導する阪大医学系大学院生の「複合免疫療法と温熱療法」が掲載されました。第46巻10号 久保田結衣、武田力他
2015年6月〜2019年4月に123例の進行癌患者に樹状細胞と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法を行い、膵癌・食道癌をふくめて有効率は51.5%であった。癌と化学療法 46(10):1605-1607,2019
令和元年10月19日 遺伝子解析したネオアンチゲンを使用した新しい免疫療法を学術的に共同研究する会が癌研中村祐輔先生と大阪がん免疫化学療法クリニック、福岡がん総合クリニック、ビオセラクリニック(東京)を中心に東京で開催されました。(他 3施設)
令和元年7月27日 東京浅草橋ヒューリックホールでで樹状細胞免疫療法懇話会主催の「プレシジョン医療が導く新たながん治療」が行われ、350名を集め、癌研有明 中村祐輔先生と当院 武田力院長らが講演しました。中村先生よりこれからの癌医療における遺伝子解析をしたネオアンチゲンの重要性が話され、武田総院長よりネオアンチゲンが著効した症例が発表されました。
令和元年6月22日 京都で第21回関西ハイパーサーミア研究会がひらかれ、阪大分子病理学招聘教授の当院 武田総院長が「ネオアンチゲンと免疫チェックポイント抗体の併用」でステージWの進行癌で50%の有効率を発表し、共同研究者の阪大i医学系大学院分子病理学 山本浩文主任教授が「核酸研究と温熱療法」の特別講演を行い、大学院生の安田知世が「分子温熱療法」を発表し優秀賞を受賞しました。
令和元年5月16日 金沢で第40回癌免疫外科研究会が開催され、武田総院長が司会をして、阪大の共同演者の久保田結衣が発表した。
免疫チェックポイント抗体とオプジーボの併用で123例のステージWの進行癌で51.5%の有効率を発表した。
平成30年12月15日 東京湯島で第7回日本免疫・細胞治療学会総会が開かれ、武田力総院長がシンポジウムで免疫チェックポイント抗体と樹状細胞の複合免疫療法について講演しました。
平成30年12月13-14日 東京新宿で第31回日本バイオセラピィ学会総会が開かれ、武田総院長がワークショップで100例をこす免疫チェックポイント抗体と樹状細胞の複合免疫療法で50%をこす有効率を示すことを発表しました。共同研究者の阪大分子病理学の久保田結衣が温熱療法による免疫チェックポイント抗体の効果増強について発表しました。
平成30年11月10日 福岡で、市民公開講座「がんプレシジョン医療の幕開け」が行われ、中村祐輔先生の特別講演が行われ、600名が来られました。武田総院長が九大教授らとともにパネルディスカッションを行いました。
左から硲彰一 山口大学教授武田力 当院総院長中村祐輔 がん研有明プレシジョン医療センター長
会場前で旧知の3名
平成30年11月7日 阪大医学系大学院招聘教授の武田総院長が母校阪大豊中キャンパスで「今がんは」の講義を学生にしました。
平成30年10月 医学専門誌「癌と化学療法」45巻10号に武田院長が阪大医学系大学院との共同研究の上執筆した免疫チェックポイント薬の効果を増強する2文献が掲載されました。
「各種悪性腫瘍に対する免疫チェックポイント阻害薬の効果」「温熱療法による抗腫瘍効果の増強(免疫チェックポイント阻害薬を含めて)」
平成30年9月27日 大阪で日本癌学会総会が開かれ、武田和医師が癌幹細胞制御の発表をし(左)、武田力総院長は癌ワクチンの座長をつとめ、iPSの山中伸弥先生と親睦を深めた(右)。
平成30年7月13日 東京でシカゴ大学中村名誉教授の、がん研がんプレシジョン医療研究センター長、内閣府イノベーションプログラムディレクター就任・発足会が開かれました。日本医学会会長、日本医師会会長、方々の祝辞と多くの国会議員の先生方の出席のうえ、中村祐輔先生の講演が行われました。
中村祐輔先生(右)と武田総院長(左)天王寺高校からの同期生で阪大でも同じ第二外科の同門です。日本でのプレシジョンメディスン(オーダーメード癌医療)をすすめていきます。→詳細はこちら
平成30年6月30日 原子炉のある京大複合原子力科学研究所(大阪熊取)にて第20回関西ハイパーサーミア研究会が開かれ、当院からは「ネオアンチゲン樹状細胞と免疫チェックポイント抗体に温熱療法併用」の著効結果を基礎と臨床から発表しました。共同研究者の阪大分子病理学の久保田結衣が優秀賞を受賞しました。
100名のステージWの癌患者に600回以上の免疫チェックポイント抗体と樹状細胞の併用を行い、55%の有効率をえました。樹状細胞単独では2000例以上の投与経験がありますが免疫チェックポイント抗体の併用で有効率が倍近く上がりました。また有効率が下がった時に温熱療法で復活することが示されました。癌種は膵・食道などの消化器癌、子宮・卵巣の婦人科癌、肺癌、泌尿器癌、脳腫瘍、頭頸部癌、乳癌、メラノーマ、骨軟部腫瘍、稀少癌などにおよびます。少量の免疫チェックポイント抗体を使う施設がありますが、抗体ですので一定濃度に達する事が必要です。また組み合わせる免疫療法(リンパ球など)によっては悪影響がでる事があります。樹状細胞との併用は安全といわれています。遺伝子解析をした患者オリジナルのネオアンチゲンを樹状細胞に投与はじめています。
平成30年3月24日 当院で第14回癌治療最前線が開かれ、「最新のゲノム医療 癌の遺伝子解析をした患者独自のネオアンチゲンによるオーダーメード癌治療」をテーマに講演会が行われました。 Precision Medicine で御高名なシカゴ大学教授(現在、がんプレシジョン医療プロジェクト代表)の中村祐輔氏の講演が行われ、阪大教授や大阪国際がんセンター総長先生らとのディスカッションが行われました。当院では免疫チェックポイント抗体と併用してすでに施行されています。日本で施行できるのは当院をふくめて3施設です。
遺伝子解析をするオーダーメイド医療には、令和元年に保険収載されたパネル検査と中村先生のネオアンチゲンがあります。パネル検査は適応可能な薬剤をさがす検査で100前後の遺伝子を調べますが、適応薬剤がみつかるのは1割程度で、その薬剤使用は自費となります。 一方ネオアンチゲンは全遺伝子を検索してワクチンとなるネオアンチゲンを決めます。中村先生の方で両方を施行する事もできます。(令和元年9月追記)
樹状細胞免疫療法懇話会主催の第14回癌治療最前線が行われ、シカゴ大学教授 中村祐輔氏(左)、当院院長武田 力氏、福岡がん総合クリニック 院長 森崎隆氏、ビオセラクリニック(東京)院長 谷川啓司氏の講演がお行なわれ、大阪国際がんセンター 総長 松浦成昭氏、阪大分子病理学 教授 山本浩文氏、阪大消化器外科 准教授 江口英利氏、大阪回生病院 副院長 土居布加志氏との討論会が行われました(下)。
平成30年2月4日 奈良で第20回癌治慮増感シンポジウムが開かれ、最新の免疫治療の一つであるCAR-T細胞の第一人者である、大阪大学 保仙准教授、WT-1ワクチンの創始者である大阪大学 杉山治夫教授の特別講演の座長を武田総院長がいたしました。阪大の先生たちとも協力して治療をすすめています。
平成27年から29年の講演/インフォメーションはこちらへ
【平成27年から29年の講演/インフォメーション一覧】
詳細は、「平成27年から29年の講演/インフォメーション」でご覧ください。